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§4 · 18 項目

時間を無駄にしない

時間はどこへ消えているのか。見返りのない仕事をどう減らし、先延ばしにどう対処するか?

この節のうち日本でも当てはまる項目です。

「やろうと思う」を「何時に、どこで、何が起きたらするか」に書き換える

「やろうと思う」を「火曜日の朝8時に机に座ったら、まず序論を書く」と書き換えてください。94件の検定をまとめると、こう書いた人は目標を達成する割合が明らかに高く、中〜大程度の効果です。変えるのは一文の書き方だけで、お金もかからず、力もいりません。

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着手する前に、撤退の条件を書いておく

始める前に、一文を書いておきましょう。「○月○日までに、ある指標に届いていなければやめる」。複数の研究をまとめると、この書き方は、達成できそうにない取り組みから手を引く助けになることが確かめられています。節約できるのは、そうでなければさらに注ぎ込んでいたはずの時間のすべてです。

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続けるかどうかは、これからの投入と見返りだけで決め、すでに注ぎ込んだ分は数えない

すでに注ぎ込んだお金と時間は、人をそのまま続けたくさせます。98のデータ群をまとめると、この傾向は安定して存在します。ですから、続けるかどうかを判断するときは、これから先にどれだけ投じ、どれだけ取り戻せるかだけを計算してください。すでに使った分は計算に入れないでください。

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工期は計画から逆算せず、過去の似た仕事の実際の所要時間で見積もる

学生は論文を33.9日で書き終えると見積もりましたが、実際には55.5日かかりました。自分の見積もりどおりに期限どおり終えられたのは29.7%だけでした。別のグループには、見積もる前に前回の同様の作業にかかった時間を思い出してもらったところ、期限どおりに終えた割合は29.3%から60.0%に上がりました。

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大きな仕事は小さな作業に分けてから見積もり、取りかかる

人は工期を見積もるとき、仕事を自動的に一つずつ分けて計算することはありません。先に小さな作業を書き出してから見積もると、工期を短く見積もりすぎる部分が減ります。分けると、一つひとつの小さな作業はすぐに始められる動作になり、先延ばしにもなりにくくなります。

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外からの締め切りがない仕事には、自分で日付を決める

他人が決めた締め切りがあるとき、80.6%の学生は期限までに終えられます。自分で見積もった時間どおりに終えられたのは38.7%だけです。いつ終わるかは、ほとんど締め切りで決まり、自分の見積もりとの関係は小さいです。ですから、締め切りのない仕事には自分で日付を決め、それを守ってください。

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先延ばしは努力不足ではなく、つらさからの逃避と捉える

先延ばしは、怠け癖や性格とはあまり関係がありません。先延ばしをするかどうかを最もよく表すのは、その仕事がどれほど嫌なものか、自分にできると感じているか、目の前の誘惑にどれほど流されやすいかです。ですから役に立つのは、仕事をつらくなくすこと、最初の一歩を小さくすることであって、自分を責めてから無理やり取りかかることではありません。

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使うものは手元に、触れたくないものは遠くに置く。その場で我慢しようとはしない

物が遠くにあるほど、人は手に取る量が減ります。同じお菓子を遠くに置くと、食べる量が明らかに減り、中程度の効果が出ました。選べる選択肢を少なくするだけでも、手に取る人は明らかに減ります。こうした方法はその場で我慢する必要がなく、数分で整えられます。

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目標達成のためにお金を懸けてもよいが、まず自分がその方式に応じるかを考える

自分を追い込みたいなら、達成したら報酬をもらう方法と、先に保証金を払い、達成したら返金に加えて報酬ももらう方法があります。どちらにも参加する気がある人のうち、保証金を払う人の達成率は13ポイント高くなりました。しかし保証金を払う気があったのは13.7%だけで、報酬を受け取る気があったのは90%でした。ですから、保証金の方法は、払う気のある人にだけ効きます。

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新しい習慣は「21日」ではなく「数か月」単位で身につける

「21日で習慣になる」に根拠はありません。12週間追跡した研究では、ある行動が考えなくてもできるようになるまでの日数は、速い人で18日、遅い人で254日でした。2〜3週間たってもまだ楽にならないのは普通です。途中で1日抜けても、進み具合がゼロに戻るわけではありません。

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生活に支障が出ている先延ばしは、無作為化比較試験で効果が確かめられた自助教材で取り組み、必ずしもセラピストを探さなくてもよい

先延ばしがひどくて苦しいなら、改善できます。認知行動療法の自助教材を10週間続けると、人に付き添われて行っても、一人で行っても、何もしないよりはっきり良くなります。付き添いの有無で差は見られなかったので、一人で教材に沿って行っても効果があります。

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どの家事を外注するかは、自分の時給を基準に決める

中国人は1日平均1時間17分を家事に使っています。実際に家事をした人だけで見ると、1時間59分です。時間をお金で買う人ほど、生活満足度が高くなっていました。同じお金でも、物を買うより時間を買う方が、その場での幸福感が高くなります。

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ショート動画と目的のないスマホ閲覧には、厳しい上限を設ける

中国人は1日平均5時間37分ネットを使っています。その日に実際にネットを使った人は6時間3分です。2018年の同じ計算方法では、わずか2時間42分でした。これは本節で最も数字が大きいものです。1日1時間減らせば、1年で365時間増えます。

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よく使うソフトのショートカットキーと自動化は、一度時間を取って覚える

Word を何年も使っている多くの人は、今もツールバーのアイコンをクリックしています。グループを分けた比較実験では、ショートカットはメニューやアイコンより速いことが分かりました。覚えるのは一度きりの投資で、その後は毎日、毎回の操作で元が取れます。同じ種類の仕事を長くするほど、得られる時間は大きくなります。

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住まいを選ぶときは通勤時間を優先し、片道の通勤を短くする

通勤時間が長い人ほど、自分が良い暮らしをしていないと感じやすくなります。この損失は、給与や住まいによって埋め合わせられているわけではありません。片道30分少なくすれば、1週間で5時間の節約になります。

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